デザイナーズ住宅,デザイナーズハウス,デザイナーズリフォーム,注文住宅/愛知 県,岐阜 県,三重 県,東京,神奈川 県,茨城 県,千葉 県,埼玉 県,大阪,京都,滋賀 県,奈良 県,和歌山 県「プロ直伝!夢ひろがるリフォーム成功術」
 
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邑上 佳鈴
Karei Murakami
後悔しないリフォームをするには(2)
価格だけでなく提案内容を吟味
 業者をある程度絞り込んだら、見積もりを依頼します。価格相場と提案内容を知るためにも複数の会社に依頼する「相見積もり」をお勧めします。あまりにもたくさんの会社に依頼しても、時間と手間がかかるだけですから、2〜3社で十分。また、依頼する際はリフォームの目的、要望などの条件を各社統一して伝えることがポイントです。
 見積書を受け取ったら条件や要望に沿った内容かどうかをチェックします。ここで注意したいのは「安いからいい」と思わないこと。材質や接着剤の種類、下地処理のやり方など、工事の基準は会社によってまちまち。見積書はリフォーム業界で統一された形式がなく、聞きなれない専門用語ばかりです。分からないことは納得するまで聞くことが大切なのです。「○○工事一式」といったドンブリ勘定は要注意。料金の高さが気になったら、対処方法を教えてくれるかどうかも業者を見極めるポイントに。「こうすれば安くなる。でもデメリットはこうなる」というように細かい説明があれば、依頼者としても合点がいくでしょう。
 リフォームでは見積もり段階で予想できなかった追加工事が発生する場合が少なくありません。いくら事前調査しても、内部の腐食など、フタを開けてみないと分からない部分があるからです。見積もり時には、追加工事が発生する可能性があるか、それにかかる料金のことも業者に確認してください。
 図面およびパースは、依頼者にとって完成像がイメージしやすいかどうか。また、今ある家具を流用する場合は、その家具がちゃんと落とされているかを見てください。あいまいな点があれば、再提出をお願いしても構いません。誠実な業者であれば嫌な顔をせずに迅速に対応してくれるはずです。
 家具やカーテン、システムキッチンといった設備の確認も契約前に済ませてください。高価なものは必ずショールームで現物を確認すること。工事中に大きな変更があると、予算オーバーにつながります。リフォームは一度したら長期にわたって使用します。「知らなかった」「こうすればよかった」と後悔することのないよう、スタート前の準備は万全に。
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著者建築デザイナー(建築家・インテリアコーディネーター)と内容のご紹介
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