ぐっすり眠れる寝室リフォーム

　お年寄りの寝室は間取りにも配慮しましょう。年を重ねるにつれ、トイレの使用頻度は高くなるので、動線負担を減らすためにも寝室はトイレの近く。できればリビングの気配が感じられる場所が理想です。「人の声で眠れなくなるのでは」と思ってしまい人もいるでしょう。でも、適度な刺激がないと、かえって体を悪くしてしまいます。騒々しいのも問題ですが、お年寄りに必要なのは、いつまでも家族の一員であるという安心感なのです。
　生活の深夜化が進み、子供の睡眠不足も深刻な問題になってきました。子供は体内時計をしっかり形成する必要があるので、子供部屋は東側、あるいは朝、太陽の光が入る部屋で寝起きさせること大切です。朝日を浴びて朝食をしっかり取ることで体内時計はリセットされます。早寝早起きを習慣づけてください。体内時計の改善は大人にも求められることで、狂っていると、高血圧や心臓病など体にさまざまな悪影響が出て、肥満にもつながります。
　「子供が勉強しない」「落ち着きがない」というのであればカーテンなどに青色を取り入れてみるといいでしょう。青色は脳を沈静化させ、集中力をアップさせる効果があります。
　最近は家の各個室の設備が充実し、どこでも快適に過ごせる環境になりつつあります。テレビ、エアコンは標準装備。その結果、子供は小さな頃から部屋にこもってゲーム三昧、お年寄りは隅っこの部屋でぽつり……う〜ん、ホントにこれでいいのかしら。家族関係が希薄にならないためにも、もう１度、家の間取りを考えてみてはいかがでしょうか。私でよろしければ、ぜひご相談くださいませ。