デザイナーズ住宅,デザイナーズハウス,デザイナーズリフォーム,注文住宅/愛知 県,岐阜 県,三重 県,東京,神奈川 県,茨城 県,千葉 県,埼玉 県,大阪,京都,滋賀 県,奈良 県,和歌山 県「プロ直伝!夢ひろがるリフォーム成功術」
 
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File.06
岡田 浩美
Hiromi Okadai
家具の選び方、置き方
過去とのつながり
  『カッシーナ』や『イームズ』に代表される高級ブランド家具が人気を集めています。「リフォームを機に私も買っちゃおうかしら」という人もいるでしょう。でも、ちょっと待って! 家具の選び方、置き方にもセオリーというものがあるのです。
 ポイントは(1)動線(2)サイズ(3)スタイルの3つ。動線とは、人が移動するときの軌跡のこと。直線で結べばわずかな距離でも、家具と家具の間を縫うように迂回すると、あちこちにぶつかったり、余計な時間がかかって、住みにくい部屋になってしまいます。家具のサイズは、部屋の平面図に配置すれば適当かどうかがわかりますが、高さによって見た目の印象が変わってくるので要注意です。
 一番重要なのはスタイル。インテリアの調和を図るには「どんなイメージにしたいのか」という基準が必要となります。決まっていない人は、インテリア雑誌を参考にして、モダン、プロバンズ、エレガントなど自分が気に入ったスタイルを見つけてみましょう。
 個室がいっぱいあるなら話は別ですが、空間が限られたマンションの場合、玄関、廊下、LDと空間が連続しているので、ひとつのスタイルで統一するのがベスト。でもそこにアクセントとして違ったスタイルの家具を取り入れるのは問題なし。むしろ素敵だと思います。
 実際、私も似たようなことをしたことがあります。それは、おばあちゃまの嫁入り道具、桐のたんす。すっごく素敵で、捨ててしまっては、あまりにもったいない。そこでいったんリフォームを施し、ゲストの方の目にも触れられるよう、メモリアルとして装飾に使用しました。
 長年使用した家具にはひときわ愛着を感じるものです。生まれ育った家の記憶を、新しい住まいに取り込むのもリフォームの役目なのです。私はこうした過去とのつながりを大切にしています。
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著者建築デザイナー(建築家・インテリアコーディネーター)と内容のご紹介
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