デザイナーズ住宅,デザイナーズハウス,デザイナーズリフォーム,注文住宅/愛知 県,岐阜 県,三重 県,東京,神奈川 県,茨城 県,千葉 県,埼玉 県,大阪,京都,滋賀 県,奈良 県,和歌山 県「プロ直伝!夢ひろがるリフォーム成功術」
 
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File.13
村瀬 充
Mitsuru Murase
自然の恵みと暮らす
五感で愉しむ住まいのカタチ
 太陽の光、風など自然を家の中に取り入れる常套手段として、大面積のガラス窓があります。この開放感と明るさの演出は、当然、他人に部屋を覗かれるという心配があります。庭があれば植木が「目隠し」してくれるとはいえ、都心部の狭い住宅環境では難しいでしょう。
 プライバシーの確保と開放感の演出。この相反する要求を同時に満たしてくれるのが「中庭(建物や塀で囲まれた庭)」です。日当たりが悪い立地でも室内に明るさをもたらし、風通しも良くしてくれる。シンボルツリーとなるような広葉樹を植えれば、夏は程よく日差しを遮ってくれ、冬は葉を落として室内への日当たりを妨げません。空に伸びる木の枝は、空間の広がりを感じさせる効果も。何より家族全員で育てることで愛着が増していきます。
 中庭を通して室内に届けられる「自然の恵み」の効果は絶大です。京都の町屋の「通り庭」、スペインの「パティオ」など、世界各国の住まいに中庭が伝統的に付帯しているのは、快適につながる様々な機能があるからなのです。
 防犯の役割を兼ねる塀は、家との調和だけでなく、周辺の景観に溶け込むデザインにするのがポイント。「ご近所の目がセキュリティ」という人であれば、塀の代わりに樹木や草花を植えて開放的に見せるのもいいでしょう。
 光や風を取り入れることは、敷地の大小や立地の良し悪しに関係なく、どこでも平等です。僕にとって贅沢な住まいというのは、豪華とか高級とかの意味ではなく、心が豊かになる、あるいはそれを期待させてくれることだと考えています。環境問題が叫ばれる中、いかに「自然の恵み」を取り込むかは、快適な住まいを実現する上で、よりいっそう大きなテーマになりそうです。
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著者建築デザイナー(建築家・インテリアコーディネーター)と内容のご紹介
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