デザイナーズ住宅,デザイナーズハウス,デザイナーズリフォーム,注文住宅/愛知 県,岐阜 県,三重 県,東京,神奈川 県,茨城 県,千葉 県,埼玉 県,大阪,京都,滋賀 県,奈良 県,和歌山 県「プロ直伝!夢ひろがるリフォーム成功術」
 
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File.14
加藤 一高
Kazutaka Kato
これであなたも業界通!? 価格の内訳
第三者による監理が重要
 建築家は家の販売も工事もしません。何をするかといえば、プロとして建物の設計や計画、役所手続き、そして工事に手抜きやミスがないかをチェックする、いわゆる「現場監理」です。設計がいくら完璧でも、図面どおりに施工されなければ欠陥住宅になるうるケースもあるだけに、現場監理はとても重要なことです。
 もちろん、どこの業者であれ、必ず現場管理者がいて家は建てられます。ただ残念なのことに、業界の馴れ合い体質というか、形式だけで、実際は工事管理がまともに遂行されていないことが少なくありません。その点からすれば、建築家なら第三者の立場で、工事の過程に目を光らせることができますので、欠陥を防ぐことができます。このあたりの事情をご理解いただければ、建築家への報酬が十数%というのも、俄然、価値が帯びてくるのではないでしょうか。
 もっとも建築家の注文住宅にも注意点はあります。まず工期が長いこと。打ち合わせを何度も重ね、工事も手間がかかります。また、モデルハウスがないので想像しにくく、建築家によって得意分野が違いますので、仕上がりに満足がいかないというリスクがないとは限りません。先鋭的なデザインが好きな人、基本に忠実で保守的な人など、好みは千差万別。中にはやたら巨大なガラスを多用したがる人もいます。
 建築家が創る家は、馴染みのない人にとって近寄りがたいものなのかもしれません。でも、最初の“壁”を超えて中に入れば、そこには今まで知らなかった世界があり、大きな感動が味わうことができるはずです。
 家を「買う」のか「創る」のか。後者であれば、インターネットや雑誌の施工例を参考に、ぜひ一度、建築家の事務所の門を叩いてみるといいでしょう。
BOOK INDEX
著者建築デザイナー(建築家・インテリアコーディネーター)と内容のご紹介
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