今回は、竹のフローリングについてのご紹介いたします。
竹のフローリングは高い耐久性や抗菌効果を兼ね備えた優れた床材です。
世界的に木の枯渇が問題となっている中、わずか3年で成熟する成長の早さも注目を集めている要因で「フローリングは木」という固定観念を覆す建材です。
■アメリカ西海岸でも採用が増加
「3年で直径15cm、背丈数m」竹が注目されている理由の1つがこの成長の早さです。
森林伐採や資源の枯渇で植林木を利用する動きが進んでいますが、それには30年のサイクルが必要なり、実際には障害も多いと言われています。
アメリカ西海岸などでも素材として竹の価値や機能が着目され竹のフローリングが使われだしているようです。
■木目と違った清涼感
ただ、竹は成長が早いだけでなく、「意匠性」「抗菌効果」「耐久性」など優れた機能を持つ素材でもあります。
日本でも古くから利用され、木目とまた違った風合いが生み出す清涼感が特長で、ザルや格子など幅広く使われています。
最近は竹酢液という言葉を耳にする機会が多くなりましたが、これは竹の抗菌作用を利用したもので、以前はおにぎりを包むために竹皮が使われていたのも抗菌作用があるためです。
また、強靭な繊維により耐久性も高くキズがつきにくいのも特長で、床暖房にも利用でき床材としての価値はとても高いです。
フローリングを作る素材としては竹の中でも「孟宗竹」と呼ばれる種類が使われています。孟宗竹は日本の青竹と比べると太く、強度が高い素材です。その竹を接着剤で圧着加工することでフローリング材の厚みと巾を作り出しています。
■「竹フローリングの特長はこれだ!」
●成長の早さ・・・竹はわずか3年で使えるまでに成長する。サイクルが短いため、価格も安価に提供できる。
●抗菌効果・・・竹は高い抗菌効果を持つ素材。竹酢液なども竹の持つ抗菌効果を使った商品。
●意匠性・・・清涼感がある独自の意匠性を持つ。木材とはまた違った風合いを楽しめる。
●耐久性・・・高い耐久性により傷がつきにくい素材。靴で生活するアメリカなどでも使われている。
■湿気による反り・曲がりに注意
ただ、注意点としては木と同様に竹も調湿機能を持つ素材であり、水分を含みすぎると反りや曲がりの可能性があります。
また、加工が悪いと竹同士が剥がれてしまうときがあります。品質の見極めも必要となります。
リフォーム産業新聞より
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株式会社アイシーリンク
http://www.r-eco.com