以前
リフォームをする際のポイントを掲載しましたが、今回は特に内装についての
リフォームのポイントをお伝えします。
一口にリフォームと言っても、自分でできる修繕から大規模なリフォームまで様々あります。
予算や工期を押さえ、建物を活かして手軽に改善を図る小さなリフォームか全面的にやり変える大きなリフォームか見極めが大切です。
● 修繕やリフォーム計画の目安
・築年数5年くらいまで(日頃からお手入れが肝心)
全体:簡単に修繕できる部分は、傷みやキズを発見したらすぐに修繕するように心がけましょう。
内装:壁紙は汚れが目立ちはじめます。フローリングのワックス掛けやキズ補修はこまめに行い、畳表は裏返したりしましょう。
建具:障子は定期的に自分で貼り替えましょう。
設備:ガスホースやパッキンなど消耗品の点検・交換をしましょう。
・5〜10年位(リフォームの発生)
全体:そろそろ傷みや汚れが目立ってきます。日曜大工で補修の難しい箇所は業者に頼みましょう。
内装:壁紙が汚れてきたら貼り替えを検討する時期です。
建具:障子だけでなく、襖の点検、貼り替えも検討。
設備:トイレタンクの水漏れ点検や給湯器、ガス釜などの点検をしましょう。
・10年目以上(箇所によっては腐食が発生)
全体:築年数が進むにつれ、構造も傷みはじめます。数百万円かかるリフォームが必要な場合もあります。
内装:畳替えが必要な時期となります。
建具:内装ドアのがたつきなどを点検。
設備:キッチン、浴室、トイレなどの水まわり設備、給排水・給湯配管などの取替えを検討。
※ ご紹介した内容はあくまでも目安です。住まい方や状況よって住まいの傷み具合は異なってきます。
● 内装のリフォーム
比較的目につきやすいのが内装の汚れや痛み。障子の貼り替え、フローリングの小さなキズ補修など簡単な修繕は自分でも行えますが、床の貼り替えや間取り変更を伴うリフォームなど業者に頼まないとできないものが多数あります。
部位的に少し詳しく・・・
クロスの貼り替えは5〜10年を目安に
クロスの材質にもビニールクロスや織物クロスなどの種類があります。
特長は、ビニールクロスは耐水性に優れお手入れも簡単ですが、結露やカビにご注意。最近では、防カビ・結露防止・抗菌といった付加機能がついた素材も出ています。点検の項目や貼り替え時期として、汚れの他に剥がれてきたり、目地が目立ちやすいようです。早くて5年、通常10年位で貼り替えを行う場合もあります。
織物クロスの特長は高級感のあるものやデザイン性に優れたものが多いようですが、耐水性に劣り汚れがつきやすいので注意が必要です。点検項目や貼り替え時期として、手あかなどの汚れは消しゴムで軽くこすって落とせます。クロスのほつれは根元からハサミで切り取ること。お手入れに水気は使用しないようにしましょう。
畳のリフレッシュ
適度な弾力性がなくなったり、凹凸が激しくなったり、畳と畳の間に大きな隙間ができてきたら畳替えを検討する時期です。
マンションの床のリフォームは、遮音に注意
マンションの床をリフォームする際は、遮音性の確保に留意しましょう。日本防音床材工業会では、軽量床衝撃音遮音等級LL45(※)以上のものが推奨されています
※ 上階の床で生じる音が下の階でどの程度に聞こえるのかの基準として、決められている遮音等級をL値(エルち)またはL等級(エルとうきゆう)といい、音の伝わりにくさを表しています。このL値は数字が小さいほど、遮音性能がよいことを示しています。
詳しくは http://www.jafma.gr.jp/index.html
● 設備のリフォーム
設備のリフォームの中心は主にキッチン、浴室、トイレ、洗面所などの水まわり。こまめなお手お入れで長持ちしますが、年月の経過とともに機能が低下してくるのは避けられません。また、設備を最新機器取り替えると、家事の省力化が図られたり、お掃除などのメンテナンスの手間が省ける場合もあります。
設備リフォームの進め方
【1】不満点をあげてみる・・・どんな暮らしがしたいのか、ライフスタイルを明確にして、現在の設備の不満をあげてみます。
【2】リフォームの優先順位を決める・・・不満点を列挙したら、優先順位を決めます。これ以降は専門家のアドバイスを受けると効率よく進める事ができます。
【3】条件を整理する・・・予算や建築条件などの制約を考慮し、できることとできない事を整理します。
【4】納期は余裕を持って・・・計画は早めに余裕を持って立てましょう。
浴室、洗面所やトイレは同時にリフォーム
水回り設備は浴室、洗面所、トイレと順にリフォームするより、まとめて行うのがかしこい方法。特に一戸建てで基礎をやりかえたり、左官やタイル工事を頼む場合は一度に工事をした方が時間も費用も節約できます。
せっかくのリフォーム、ご自身で考えるのも楽しいですがプロの意見を聞いてみると更に快適でカッコイイ空間になります。
弊社にはそんな、快適でカッコイイ空間をご提案できる建築家やインテリアコーディネーターが数多く登録しています。
ぜひ一度ご相談してみてはいかがでしょうか。
株式会社アイシーリンク
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