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建築家・インテリアコーディネーター・家づくりのプロたちが語る
【007】集成材と無垢材の違いと優位性
集成材とは、文字通り「集めて成る木」ですが、決して端材、不良材を集めた材料ではありません。科学された木です。その製造方法は、日本農林規格(JAS)にて定められており、集成材には、以下の4種類があります。

1.造作用集成材

2.化粧ばり造作用集成材
3.化粧ばり構造用集成柱
4.構造用集成材

1.造作用集成材は、ひき板もしくは、小角材等を集成接着した素地のままの集成材を言います。
製品としては、階段材、カウンター材、床材、テーブルトップ等として使用されます。
特長として、無垢板は、製品の大きさが限られきますが、集成材は、特殊なサイズ、形状にも対応できます。

2.化粧ばり造作用集成材は、前記の造作用集成材の表面に、美観を目的として突板を貼り付けた集成材を言います。
製品としては、建築物の内部造作材(枠材、長押、敷居、鴨居、廻縁、落掛、上り框等)に使用されます。
特長としては、美しい木目が、品格のある部屋を演出します。無垢材に比べて表面材の品質が安定した製品を製作できます。

3.化粧ばり構造用集成柱は、横断面の一辺の長さが90o以上135o以下の構造用集成材の表面に美観を目的として、突板を貼り付けた集成材です。主として、在来軸組工法住宅の柱材として用いられています。
製品としては、和室の柱として、使用されおり、無垢材に比べ強度が安定し、美しく、狂いが少ないという特長があります。

4.構造用集成材は、ひき板のヤング係数を測定し、JAS規格に定められた断面構成に、ひき板を集成接着した集成材を言います。断面の大きさによって大断面、中断面、小断面に分かれています。製品としては、住宅の構造材(柱、梁、桁)の耐力部材として広く使用されています。住宅以外では、体育館、集会場、展示場など強度性能、耐久性等を求められる建物には、欠かせない部材となります。無垢材に比べ強度性能を確かめた上での強度表示「曲げヤング係数(E)-材料強度(F)」がされております。それにより構造計算ができるということです。

どの集成材も、無垢材に比べて、きちんと乾燥させて狂いにくいように集成加工しているので、品質の安定した材料となるのです。

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